氏神さまについて
氏神さまについて
氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神さまをお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)といいます。
神棚について
神棚はどこに設置したらよいですか?
家の内でも家族が集まる清浄なところを選ぶようにしましょう。一般的には、目線より高く、南あるいは東にお神札が面する場所がよいとされますが、重要なのは神さまに失礼ではなく、心を込めてお祀りすることです。
また、家族が親しみを込めて、毎日おまいりのできる場所を第一に考えるのもよいでしょう。
家庭での先祖まつり
神道ではご先祖さまをどのようにおまつりするのですか?
神棚やお正月、お盆、お彼岸などのほかに、忘れてはならない大切なおまつりがあります。それは、日常の先祖のおまつりです。
日本人は古来、人は亡くなってもこの世にとどまり、いつでも子孫を見守ってくれている存在だと考えてきました。だからこそ、日本人は祖先をおまつりしてきました。こうした伝統的な考え方は、今もなお、さまざまなかたちで伝えられています。
お身内の方が亡くなられたとき
神道による葬儀について教えてください。
神式による葬儀のことを神葬祭といいます。神葬祭とは、日本固有の葬儀を土台に整えられた葬儀式で、亡くなられた方の御霊(みたま)をお鎮めし、清めて長く家の守り神としておまつりします。
地域によって名称や内容が若干ことなることもありますが、一般的な流れ・神事をご紹介します。まず、故人の御霊を慰める「通夜祭」、故人との最後のお別れとなる「葬場祭(告別式)」が行われます。故人が亡くなられてから50日の節目には「五十日祭」を行い、以降、命日には「年祭」を行います。
この他にも、葬儀にまつわる諸祭儀がありますが、地域差もありますので、実際に行う場合は神社に伺うのがよいでしょう。
新築・引越し
家を建てたり、引っ越しをした時など、お祭りをしたほうがよいと聞きましたがどのようすればよいのでしょうか?
建築にまつわるお祭りはたくさんありますが、工事を始める前に行う「地鎮祭(じちんさい)」、建物の骨格の柱を立て終えたのち、棟木(むなぎ)を上げるときにとり行われる「上棟祭(じょうとうさい)」、立派に建物が完成したことを神さまに奉告し、家庭の安全を祈るお祭り「竣工祭(しゅんこうさい)」などがあります。地域によっても名称が異なることもあります。引っ越しの場合にも、入居前に住居を清める「家祓(やはらい)」「清祓(きよはらい)」を行います。初めて行う時には、氏神神社、またはお近くの神社に相談してみましょう。
その他
昨年のお神札やお守りはどのように扱うのがよいですか?
お神札やお守りは、1年ごとに新しく受けていただくことがよいとされています。前の年のお神札やお守りは受けた神社にお納めするのがよいでしょう。受けた神社に行くことができない場合は、お近くの神社に相談、または、お気持ちを添えて受けた神社にお送りするのもひとつでしょう。